体の歪みは、あなたががんばって心を守ってきた「防衛反応」かもしれない。

コラム

私は、自分自身の体や、これまでたくさんのお客様のお体と向き合う中で、心と体がいかに密接に繋がっているかを深く知るようになりました。

「体の歪み」と一言で言いますが、実はそれは、あなたの体と心が必死に自分を守ろうとした「防衛反応」でもあるのです。

一時的にであれば、ほとんどの人は意識して体をまっすぐにすることが可能です。 ですが、なぜそれを維持できないのでしょうか?

「維持するための筋力がないから?」 「正しい姿勢の形を忘れてしまうから?」 「まっすぐをキープするのがしんどいから?」

どれも正解です。 では、なぜその「歪み方」は一人ひとり違うのでしょうか?

横にずれる人もいれば、外に広がる人もいる。 前後にずれたり、ねじれたりする人もいる。本当に千差万別です。

それはきっと、その形(歪み)こそが、これまでの人生の中でその人にとって一番「しっくりくる守り方」だったから。

ある人の歪みを改善するために、私がその方の体のクセを見抜いたとします。 そして、 「ここを緩ませて、ここに力を入れて、ここを強くしましょう」 とお伝えしたとします。

でも、それだけで完璧にまっすぐになることはありません。 なぜでしょうか?

体をまっすぐにして生きるということは、「あらゆる方向からの力を、逃げずに受け止める」ことが必要になります。

ですが、私たちの生きる世界には、思いがけないストレスや、傷つくこと、張り詰める瞬間がたくさん存在します。そんな過酷な環境の中で、いつも無防備なままで生きることなんて、到底できませんよね。

だからこそ私たちは、それぞれの方法で、体と心に何かしらの力を入れて必死に防御している。それこそが「体の歪み」の正体なのだと思うのです。

だから、無理にあえて今すぐ体をまっすぐにする必要はありません。 今、自分ができる範囲で大丈夫。

無理にコントロールしようとするのではなく、まずは「あぁ、私はこうやって自分を守ってきたんだな」と気づき、その緊張を少しずつほどいてあげる。それだけでも、体と心は驚くほど軽くなるはずです。

準備が整ったら、自然ともう少しまっすぐに立てるようになります。 少しずつ、少しずつ、あなたのペースで前に進んでいきましょう。

当サロンの「ヨガ」や「歪み改善コース」は、無理やり体を型にはめる場所ではありません。がんばってきた心と体を一度ゆるめ、今のあなたにとって一番心地よいバランスを、一緒に探していく場所です。どうぞ安心してお体をお任せくださいね。

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